嫌いな学校に頼らなくてOK! 不登校、高校中退を経て教員になった私の考え

「もう、学校には頼れない」不登校、高校中退経験のある元教員が考えた、これからの学校との付き合い方

学校に期待する時間はもったいない

学校に捧げる時間は超長い

たかだか数年じゃん、って思いがちですが

実は小学校卒業の時点で、子供は人生の約半分を

学校生活に費やしていることになります。

80歳の人でいうと、40年費やしてるってことです。

つまり、子供の小学校で過ごす時間って

割合でいうと、老人の生きてきた会社人生と同じくらいです。

比重、大きすぎ。

そんな大事な時間を

「担任どうこう」

「クラスどうこう」

って文句言ってるヒマはないのです。

 

働き方改革」が難しいのと同じく「学校生活改革」なんて不可能

人生に大きなウェートを占めるので「働き方改革が大事」なら

同じ理由で「学校生活改革」に重きを置いてあげるのは大人の仕事です。

でも、先生は忙しい、もしくはやる気なし、親同士は連携取れない…

これでは学校生活の改革なんかできませんよね。

そう、そもそも、学校生活を短期間で劇的に改善することなんて

担任がよっぽど気合入れて頑張らない限り、申し訳ないけどできないんです。

 

理由は、会社と同じ。

それなりの人数の組織に染みついてしまった癖があったら難しい。

クラスや校内の意思統一が本当に取れていない限り難しい。

クラスや学校がいきなり変わるなんてこと、ありません。

PTAだってそう。

がんがん意見出し合って話し合う…そんな本音をぶつけ合える場ではないはずです。

 

それなら自分が逃げたほうが、時間ムダにしなくてすむ。

わざわざ学校やクラスを「一肌脱いで!」変える義理なんかありませんよね。

そんなの、骨折り損。完全な時間のムダです。

先にも言ったように、学校生活にかける時間は膨大なんだから。

得るものがないと思ったら、または子供が苦しいと感じたら、

一番楽な方法を取るのが賢いと思います。

すぐに考えられるのは

・休む

・転校手続きを取る

 

休む、について少し触れておきます。

「親は子供を通わせる義務がある」以上、ぜひ休んでくださいとは言えません。

 

ただし、2つおぼえておいてほしいことがあります。

一つは、学校は外部機関に不登校児童の報告をしなくてはならない(だから担任の先生は登校を促すこともある)ということ

もう一つは、不登校の子供(学校に不適応の子供)をむりやり行かせても、

絶対に適応しない、ということです。

このことについては、また後に触れようと思います。