嫌いな学校に頼らなくてOK! 不登校、高校中退を経て教員になった私の考え

「もう、学校には頼れない」不登校、高校中退経験のある元教員が考えた、これからの学校との付き合い方

学校で身に着けてしまう「負の遺産」

数か月前まで教員の立場だった私が言うから

結構リアリティーあると思います。

 

まじめに学校行って先生の言うこと聞いて手も幸せになれません。

そんな時代は完全に終わったんです。

そもそも、それだって幻想だったかもしれない。

 

残念なことに、学校に目を向けてる人ってまだ社会に目を向けられていないんです。

そういう人って、キツい言い方をすると

「学校生活でためた貯金で何とか社会乗り切ってこう」

っていう、いわば後ろ向きの考えの人。

 

そもそも、学校生活でためた貯金って何?

先生の推薦状?

良い成績?

部活で身に着けた我慢?

クラスという小さな小さな階級社会での誇れる立場?

学校という小さな小さなコミュニティでつけた自信?

 

残念ですが、あなたたちが学校からもらう財産はこの2つ。

「思考停止した頭」

「兵隊として働く身体」

 

授業では、先生は決められたカリキュラムをこなすために、次から次へと指示。

たまに考える時間はあっても、40人のクラスで1人1人が考えるなんて無理。

グループ活動なら、できる子に任せっきりです。ほかの子は、無駄な時間。

何も考えず、言われたことだけやってます。

残るのは、ああ自分は人の下につく立場なんだ…っていう自信のなさだけ。

 

運動会の練習でも、次から次へと指示。

生徒主体でやっていても、考えてるのはリーダーの子だけ。ほかの子は、動くだけ。

何も考えず、言われたことだけやってます。

残るのは、ああ自分は人の下につく立場なんだ…っていう自信のなさだけ。

 

当然です。学校は、社会に出て組織で使われる人をつくる場だから。

でも、そんな社会の在り方が変わってきた以上、学校教育は

もう現代の社会に完全に乗り遅れています。

 

たしかに、学校は今、一生懸命改革してます。

考える子を育てようとしてはいる。

でも、45分、50分の授業で「考える」時間なんて実際たりないし

「考える」ためにはベースの知識が相当量必要だってこと、見落としてる先生も多い。

何よりも、そんな素晴らしい授業改革がされる日本全国でされる前に

子供は学校卒業しちゃいます。

だから、学校に期待して恩恵にあずかれるなんて考えないほうがいい。

※子供の主体性を引き出す授業?そんなの親の見に来る授業参観でしかやってません。

 

 

ここ数十年の日本人の働き方はこれからも大きく変わっていきます。

何となくいい子にしながらなるべく大きな会社に勤めて、、

で、一生無事に過ごせる保証は、もう日本にはありません。

 

通わせてはいけない!というわけではありません。

しかし、学校を頭から信用して、心身共にどっぷり頼るのはやめましょう。

 

ハイハイ学校の言うこときいてても、学校は何も返してあげられません。